モンスターハンターが怖い

愚にも付かない愚昧で暗愚な日記を今日も書き続ける。才知や英知は私の中ですべて死に絶えて灰燼に帰した。もはや暗灰色の世界を藻屑として漂うしかない。そのクズの一片一片を綴る。かつて私はゲームで大量の時間を無駄にしてきた。振り返りたくないので、緻密に回想するのは止めておく。ゲームセンターで100万円単位のお金を浪費した以上に無駄だったと思うのは、難しいゲームをイライラしながらやっていたことだ。「ゼルダの伝説」のような、軽いイライラがサクサク解消されカタルシスに繋がる素晴らしいゲームとは対照的に、まるでユーザーを冥界の血の池で未来永劫阿鼻叫喚させるのが目的であるような難ゲーがあるのである。投げ出せる糞ゲーならいいのだが、そうではなく、とても出来のよいストレスゲームがあるのだ。私が恐れているのはモンスターハンターですよ。他人の評判を聞いてると、1000時間くらい意地になってやってしまいそうなゲームだ。1000時間の幸福を過ごせるなら、浪費してもいいけど、イライラして1000時間は……ね。出来映えの素晴らしいムズゲーは地獄なのです。PSPを買うのを避けてるのはそういうことなのだ。体中の神経節を支配されるようなイライラ感覚は、二度と味わいたくない。